SERVICE(ATH-200AV)

2016年 

映像 11:26、ヘッドフォン(ATH-200AV)

ヘッドホンのコードをこすったときに発生した音の録音を、実際その時に使用したヘッドホンを用いて再生している。引っ張ったり、はじいたり、こすったりして、まるで演奏するようにヘッドホンをこすった。こすっているあいだどんな音が鳴っているのか、自分で確かめられないまま、ほとんど盲目的にコードをこすっていた。それはなんとも奉仕的(=service)な行為であった。

ここでは、過去に録音されたその音が再現されていると同時に、ヘッドホン自身の製品としての性能にも依存しているという二重性をもって、新しい音としても現前されているのだ。

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